2016年05月18日

■現場の風

DSC_0741昨日の曇天から打って変わり、今日は晴天。陽射しも強く、世の中はクールビズの様相となってきた。「夏」の到来を予感させる1日となりそうだ。

さて、暑い季節を前にして、仕事でも徐々に温度が上昇しつつあるこの頃。しぶとく現場作業にこだわってる自分に、生産現場への出張−という試練?が始まった。工場内の現場に設置するシステムの説明をさせて頂き、ご理解をいただく事が、今回の主な目的だ。

試練の皮切りは大阪から。

・・・・・



生産現場に導入するシステムをデザインするには、現場の理解がないと、やはり難しい。それを見ずにして、単純なロジックで、「1+1は2になるはず」的な設計を行うと、痛い目に遭うものだ。もちろん、システム導入の目的は、全体最適にあるわけだが、そのシステムに触れてもらう現場の方々の負荷や、生産活動を行っている生身の人の事を知らずして、良い成果は生まれない。

現に、過去に数度、作ったは良いが、結局使われなくなった−という仕事も体験した事がある。それだけ、「ものづくり」の現場というのは、デリケート、かつ、良い意味で高貴なところでもある。

そんな事から、生産現場にお邪魔する際に、工場見学をさせて頂くチャンスがあれば、積極的に参加させて頂いている。過去にも、製油・酒類・製パン・デザート・・など、いくつかの食品メーカーさんの工場にお邪魔させていただき、少しでも理解を深めて、それを仕組みづくりに生かしてきたつもりだ。

そして先日は、「チャーハン」。
最近、テレビでも良く工場内にフォーカスをあてた番組が放送されているが、丁度あのカメラの目線の距離感で、今回も見学させていただくことができた。

当然、現場の方に言わせれば、「一度や二度見たくらいで・・・」という事だろう。もちろん、一発でその現場を知った−などとは口が裂けても言えないし、そう思うほど、不遜ではないと自覚している。ただ、見学したことがあるのと無いのでは、これは大きな差でもある筈、つまり、0と1の差だということだ。

現場を大事にする。これも「土の香りのソフト屋」として、必達のふるまい、姿勢だ。

sigma1126 at 12:50│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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