2016年05月10日

■感性の贅沢病

DSC_0714G/Wが終わって、天候も疲れが出てるのか、今日も曇天、夕刻以降はまた雨模様となるらしい。東京近郊は、集合研修もひとまず落ち着いて、徐々に通勤ラッシュの様相も変わってくる頃。何故か毎年この時期になってくると、だんだん人が減ってくるような気がする。

昨日書いたように、決して平坦な歩みではないが、徐々に集団を支える陣容・業容共に拡がって来ている事は素直に喜ばしい事だと感じている。多くの人に巡り合い、また、たくさんの仕事に触れあえる状況というのは、非常に幸せな事だ。

だが、こうなってくると、それはそれで、また別の課題がでてくるもの。

・・・・・



人数も増え、仕事も増えてくると、やや麻痺してしまいがちな感覚がある。
軽い「感性の贅沢病」とでもいうべきか。実は、決して贅沢をしているわけではないと自覚しているのだが、内から起こる思いや、考え方、行動にそれは表れてくる。

具体的にどういう事か・・・。

・以前は、どんな小さい仕事でも、オファー頂ける事が感動的だったにも関わらず、今はそれ以上のものを求めてしまう。

・以前は、たった一人の小さな成功、善行に感動出来た事が、今はそこまで目が届かない。感謝するタイミングもいつの間にか逸してしまう。

何となく、濃い味付けのものばかりを食していると、素材の持つ味を感じなくなる−というのに、似ているなと思う。舌が麻痺してしまっているということだ。

恐らく、「もっともっと」という思いが、小さな旨みを忘れさせてしまうのだろう。これではきっといけない。このままでは、これまで積み上げてきた、この集団の「旨み」も、同時に薄くなってしまってきてしまうかもしれない。

先を見る事は必要。そして、現状もつぶさに観察して、感じる力を強める事。
但し、物理的に限られた時間。この感性の研ぎ澄まし先をどう考えるか、どうしたら、集団としての感性を維持・強化出来るか、その方法を探る事が今後の大きな課題の一つになるであろう。

まずは今日から。

sigma1126 at 08:41│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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