2015年05月21日

■IT業界を目指す方へ(9)

DSC_0590-2未明の雷雨の後、すっきりとした晴れ間の朝。気温もやや低めで久しぶりのさわやかさを感じる日となった。こんな日がもうしばらく続いて欲しいものだ。

今朝は新宿から。東京都が行っている「地域展開型中小企業処遇改善サポート事業」が提供してくれている研修に参加する。研修やセミナーも出席回数が増えてくると、ただの知識欲オタクに成りかねないので、毎回必ず1つの気付きを持って帰って、仲間と自分の未来の為の行動に移していきたいと思っている。

さて、今日はいよいよどんな会社を選んだら良いか。私見を少々。



・・・・・

多重下請構造と、2015年問題。これは、最良でも2020TOKYO以降は、IT需要がそれまでに比べると格段に下がる事を示唆している。元々、技術キャリアを積んで、就職先に拘らず、「ダメになったら次へ行けば良い」と割り切れるならともかく、そうでないのなら、わざわざ行く末があやしい場所へ身を委ねる事はしたくないだろう。

この多重下請構造を利用して人材を調達提供、或いは利用していく事で得られる収益比率が高い企業は、何も手を打たなければ、その階層の低いところに位置している会社から順番に淘汰されていく事が予想される。仕事が少なくなれば、上位の企業は限りある仕事のネタを他社に依頼するのではなく、自社社員で賄おうとするからだ。他社に任せて自社社員を遊ばせられるほどの余裕はない。

なので、まずはそういう可能性のある企業にぶつからないことだ。

だが、そういう企業を外面、つまり、HP等から判断するのはなかなか難しい。まぁ下位に位置する会社はその規模も小さい為、従業員規模や年商などはヒントになるだろう。が、もちろん小さな会社の中にもダイヤモンドやその原石のような素晴らしき企業も山ほどある。

ではそんな会社を見破るにはどうするか。自分の思いつくところを列挙すると、

.フィスの中がガランとしている(技術者が基本客先現場に出払っている為)
∪宿福兵社製/他社製問わず)を売っていないにも関わらず、従業員に対する売上高比率が異常に高い(他社人材に多くを依頼している為)
7戚鷦勸の人数が多い(フリーランスのエンジニアを雇用契約化して顧客に提供している)
げ饉卆睫晴顱¬明椶覆匹、役員や人事担当者のみで行われ、技術者の顔が見えない(各技術者が顧客現場で出払っているため、なかなか採用活動に協力しにくい)

他にもありそうだが、あくまで自分の感じている傾向だ。ある程度その企業に足を運んで目で見たり、質問などで情報を獲得する事が出来る。

また、上の情報をなかなか得られなければ、臆することなく下記のような質問をしてみると良い。

・売上高に占めるSES(システムエンジニアリングサービス)や派遣の比率はどの程度か?

この数値が高ければ高いほど、人材の提供ビジネスへの依存度が高いという事だ。もしこの質問で明確な答えが得られなければ、それはそれでグレーな印象を素直に残せば良い。もちろん、こういう会社に身を置いて、顧客に提案されて従事する事で、スキルは一定の向上を見せる事が出来る。が、大抵の場合、大事なところはそれより上位の会社の技術者がこなす事が多く、仕事全般を見渡し経験する機会はなかなか少ないだろう。そしてひとたび上位会社の業績の雲行きが怪しくなれば、その出来如何に関わらず、「残念ながら来月いっぱいで・・・」という憂き目にあうケースが大半だ。

こんな事から、「このような多重下請けの下位に位置する規模も小さな会社にいかなければ良い。やはり、人数規模の大きい会社を選ぶのが無難。」と考えてもしまうだろう。ところがどっこい、大きければ良いというものでもない。

(続く)

sigma1126 at 09:25│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
▼シグマ運営日記 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
よろしくお願いします
土の香りのソフト屋さん
高橋和美

1984年 銀行系シンクタンク入社
その後、中小ソフトハウスにて経験を積ませて頂き、
2001年9月10日、螢轡哀泪レストを東京五反田に設立

当初6名で始めた会社も、徐々に体制が大きくなり、目下数々の壁に体当たり中。

夢は、第一線を退いても自分の居場所となる憩いのエリアを設立すること。

一人の成功は望まない。
仲間との成功分かち合いを好む。
年に一度はビールかけをするような元気で暖かい仲間・集団、そしてそれを周囲に伝染させていきたい。
月別