2015年05月20日

■IT業界を目指す方へ(8)

DSC_0582-2「曇り一時雨」という予報だったので、折り畳み傘を持参したのだが、五反田の朝は晴れ間が。ただ、やや空気が重たく感じられ、油断のならない空模様を予感させる。

いよいよ期末月も後半戦を迎え、今年度の着地が見えてきてはいる。数字的にはある程度、確度の高い見込が出てきていることもあるので、今年度の成績をこれ以上あれこれジタバタしても仕方がない。思わず、夢と希望の来期、この先に目を奪われてしまいがちでもある。しかと、今期の振り返りと希望ある来期の計画を進めたい。

早くもこのトピックスも8回目。過去の日記と重なる部分も多々あるが、綴りたい。



・・・・・

自社の上流の会社からは、「管理を徹底してくれ」「再委託(さらに下請けに発注)は何階層まで・・」としばりを受けたり、或いは、「今後は派遣契約で・・・」とオファーを受けてきた多重下請けの中流以下の会社。確かに、この流れはそれまでのしばりなき多重構造にある一定のメスを入れるに至ってはいる。だが、この事は、かねてより内在していた別の現象を露呈し始めることになる。

主な利益源を人材の調達で賄ってきた企業は、多重下請けの構造を利用して、自社社員及び下請け企業の要員を提供する事で成り立ってきているところが多い。という事は、逆に言えば、上段のような流れのしばりの結果、自社社員のみで頑張っていかなければならない−という状況になった時に、利益を生む構造を作りにくくなる。

ではどうしたら良い?

「なら、社員を増やせば良い!」

コロンブスの卵のような話だが、事業スタンスを変えずに業容を維持拡大するには、提供する技術者の絶対量を増やすしかない。従って、別の会社に頼れないのであれば社員を増やすしかない−という事になる。採用が大事−という事になる。ただ、新卒や未経験採用では、提案出来る状況になるまで時間がかかる。なので、中途採用に委ねる事になる。

さらに、採用の結果、業容が拡大しているうちは良いが、ひとたび状況が曇れば、逆に社員を増やした事が仇になるリスクも大きい。そこでとる手段が、「契約社員」、つまり、正規雇用ではなく、「期間の定めのある」雇用契約を行い、状況が悪くなったときに切り離せるようにしておく事となる。日頃ニュースでも取り沙汰されている状況だ。

幸い、この業界には古くから、腕一本、フリーランスで生きていく技術者も数多く、少し積極的に市場を見回せば、多くの対象者にぶつかる事も可能だ。以前は、こういうフリーランスと、委託/受託関係を結んでいたのだが、上記のような状況で、なかなか彼らも今までどおりに仕事のオファーを受ける事が難しくなった。企業側も、こういう技術者を、「ウチの社員です」と胸を張って提案する為に、雇用契約に持ち込もうとする。両者の思いが合致して、このような形をとる傾向が増えている。

これら上げた事は、自分の感じている傾向であって、何度もいうように全てがそうだというわけではない。このような多重下請け構造から独り立ちして成り立っているIT企業も増加している事も感じている。良い悪いではなく、あくまで一般的な傾向を示したつもりだ。

これらを踏まえ、次回は会社選びの視点について、意見させて頂く事とする。

sigma1126 at 08:53│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
▼シグマ運営日記 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
よろしくお願いします
土の香りのソフト屋さん
高橋和美

1984年 銀行系シンクタンク入社
その後、中小ソフトハウスにて経験を積ませて頂き、
2001年9月10日、螢轡哀泪レストを東京五反田に設立

当初6名で始めた会社も、徐々に体制が大きくなり、目下数々の壁に体当たり中。

夢は、第一線を退いても自分の居場所となる憩いのエリアを設立すること。

一人の成功は望まない。
仲間との成功分かち合いを好む。
年に一度はビールかけをするような元気で暖かい仲間・集団、そしてそれを周囲に伝染させていきたい。
月別