2015年05月07日

■IT業界を目指す方へ(1)

DSC_0542-2GW明けの木曜日。この木・金と休みをとられている方々もいらっしゃるだろうが、基本、今日から通常に戻る方が多いだろう。早朝、雨交じりだったこともあり、今現在は日射しはあるものの、雲の多い、空気が重たく感じるスタートとなった。

だが、この濃厚?な空気の中、つつじの香りが道々に溢れている。こんなところでも季節を感じるものだ。

連休中は、英国の王女誕生、命名−という明るい出来事もあったが、国内では色々な悲しい事件などもあった。また、安倍首相の米議会演説以降、より隣国との関係が懸念され、目が放せない状況となっている。

さて、今日から何回かに分けて、この業界を目指して就活されている学生の方々の為に、ワンポイントアドバイス。



・・・・・

一言で「IT業界」と言っても千差万別だ。スマホ対応のアプリやSNS系のアプリを製作する企業、また、ホームページ制作や、ネットショッピングのサイトの製作など、我々から見えやすいものから、企業内システム、ネットワーク、データベース、セキュリティなどの分野、さらに、情報機器や家電、その他電気製品に内蔵されるシステムからロボットまで、いろいろある。ある意味、この一つ一つが全く別の業種と言っても良いくらい商売の在り方や、必要なスキルが異なる。なので、自分が就職しようと思っている会社がどのような事を行っているのかを知る事と、果たしてその仕事を好きでやっていけるかどうかを吟味する事が必要だ。

ただ、このようなIT業界全体を取り巻く現在の状況を把握しておくことが、それより以前にやっておくべきこと。現在の特徴的な状況の一つに、次の記事が示す事がある。

「『2015年問題』がIT業界に迫る覚悟」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140225/538988/

この記事の中の最初の章である「現行SIモデルは限界点に、業界に迫る最悪のシナリオ」にて、この業界が抱えている問題がまず浮き彫りにされている。

「2015年問題」そのもは、現在動いている下記のような巨大プロジェクト
・みずほ銀行プロジェクト
・マイナンバー制度
・かんぽ生命プロジェクト
・電力会社プロジェクト
に対応するSE、技術者が足りない−という事を元々は指していたのだが、問題の本質は「その後」にやってくる−と指摘している。つまり、上記巨大プロジェクトのおかげで、今現在は仕事豊富の状況が続いているが(むしろ技術者が足りない)、これらのプロジェクトが終了していくタイミングで、逆に多くのIT企業が「仕事が無い」という憂き目にあう−という事を危惧した問題だ。記事文中では、その後、東京五輪向けのプロジェクトも走るが、その時必要な技術は、現在動いているプロジェクトで使用している技術とは全く異なるもので、五輪にあやかるにはいずれにしても何らかの脱皮が必要−としている。

確かに、1年半程前から、上記巨大プロジェクトの影響からか、技術者不足を身近でも感じられる状況はあった。発注しようにも、なかなか受託先が見つからない、技術者一人当たりの単価が跳ね上がる−などがそう思わせる理由だ。また、私達のように、直接積極的には上記プロジェクトに参画する姿勢ではないようなところにも、そのプロジェクト一端−と思えるような話が舞い込んできたりするところを見ると、話は他人事ではない。

さて、もし自分がこれからIT業界に飛び込んでいこうとするときに、上のような状況を知ったならばどうするか。恐らく、記事がいうように、行き場を失うIT企業はゼロではない。なので、尻込みをして別業界を考えた方が良いだろうか。

答えは無い。というよりも、そこは自分の感覚を信じるしかないのだが、企業淘汰は確かにある。が、逆に言えば残る企業は何らかの「強み」をもった企業であるはずで、それと同様に、何らかの強みを持った技術者は生き残るだけではなく、価値が向上している筈だと思う。従って、何の業界に飛び込もうが、その企業を舞台に、「強み」を掴むべく勉強し続けられるか、そして、その舞台として「強み」を持っている企業を見定める選球眼が必要だと言う事だ。

(続く)

sigma1126 at 09:34│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
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よろしくお願いします
土の香りのソフト屋さん
高橋和美

1984年 銀行系シンクタンク入社
その後、中小ソフトハウスにて経験を積ませて頂き、
2001年9月10日、螢轡哀泪レストを東京五反田に設立

当初6名で始めた会社も、徐々に体制が大きくなり、目下数々の壁に体当たり中。

夢は、第一線を退いても自分の居場所となる憩いのエリアを設立すること。

一人の成功は望まない。
仲間との成功分かち合いを好む。
年に一度はビールかけをするような元気で暖かい仲間・集団、そしてそれを周囲に伝染させていきたい。
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