2012年07月13日

■当たり前にそこにあるもの

原酒平日週末日。昨日は1日中、異常に高い湿度で、不快指数が高い中ではあったが、無事に過ごす事が出来た。九州北部を襲う記録的豪雨。「これでもか」とばかりにやってくる天変地異、災害の数々。被害にあわれた方々、本当に残念だ。そして、穏やかな日々が戻ってくるよう心から祈る。

今週は、先週までの「目の前の作業集中」モードからやや変化があり、渋谷あり人間ドックあり、そして、「これから先」の動きあり−と、やや視界を広めに見据えたものとなった。集中、そして時折ゆとりをもって物事を鳥観する。この繰り返しなのだろう。

当たり前のように毎日無事に過ごしていられる事に感謝し、今日も心穏やかに与えられた時間を全うしたい。



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良くも悪くも、人も他の動物同様、状況対応する事が出来る。だからこそ、今こうして存在している。だが、「慣れる」事にも、それが結果強さを生むものと、将来の退化を予感させるものと、両方の側面がある。

なので、時折、「当たり前にそこにある」物が無かった頃を思い出し、感性に刺激を与えることで、退化予防をする事も悪くはない。

むかしむかし・・・

生活面で言えば、自分が生まれたころの三種の神器は、白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫だった。そして、その後の高度成長期の新三種の神器は、カラーテレビ (Color television)・クーラー (Cooler)・自動車 (Car) 、3Cとも言われあこがれの的の品物。

個人的に三種の神器をあげるとすれば、家風呂・自分の部屋・自転車−だったか。もう一つ言えば、野球のユニフォーム。

今や、「それ」が無かった頃の生活を思い出す事は出来るが、なかなか進んでそこに戻る事は出来ない。だが、その状況を時折疑似体験して、根っこの強さ、言い換えれば「しぶとさ」を身に着けておきたいとも思う。

会社でもそう。

幸いにも自分は、1000人超の会社勤めを皮切りに、7年後には3、40人の会社に転職、そしてそれから10年後には独立創業という道を辿る事で、当たり前にある物が無い状態を体験し、ある種の強さを身に付けることが出来たと思う。

通う事務所がそこにある。
机・椅子・什器が揃っている。
給与が毎月自動的に振り込まれる。
・・・・・

やはり、もはや「当たり前の事」ではあるが、最初の最初は何でも「無」の状態からの進化の結果だ。だが、今、自分の周囲を飾る環境、状況に少しでもいいから感謝して、それを心の片隅においてこれからを過ごす事が、これからの豊かさに繋がるのではないか−と物思いにふけっている。

sigma1126 at 08:32│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
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