2012年06月26日

■しがらみ

五反田梅雨の晴れ間。晴耕雨読的に、天気に逆らわず、自然に身を委ねて過ごすことは大切な事だとは思うが、やはり雨・曇天に比べると、「晴れ」エネルギーは絶大だ。日光の恵みで、思わず身も心も活発化する。これも自然に身を任す事のひとたうだろう。

さて、一昨日の夕刻より変調をきたしたこの身体。昨日は「復活の気合」むなしく、1日中ぐったり感との戦いであった。もちろん、そんな中でもやるべき事を果たすためには気合が必要であったが、ガス欠一歩手前で休息する技を少しずつ覚えてはきているようだ。

風呂にゆっくりつかり、あったまって、今朝はだいぶ良い。



・・・・・

もはや、日常茶飯事的ではあるが、政治が混迷を極めている。消費増税をめぐる駆け引きが離党騒ぎにまで発展し、賛成:民主・自民・公明他、反対:民主の一部他−というこれまででは考えられなかった対立構図を作っている。まぁあきれる国民が多いのはわかる。

だが、消費増税云々、事の是非はおいておいたとして、あくまで消費増税を貫かんとする野田総理の姿には、共感を覚える部分もある。元々、異なる政治主張を持つ小・中グループが大同団結した政党だけに、随時このような局面を迎えてもおかしくなかった筈で、ようやくここで「消費増税」によって浮き彫りにされたように見える。

こんな状況の時、よく思うのは、「しがらみの力」。政治家になる、当選する、連続当選する−そのプロセスの中で、どうしてもお世話になった方の意に逆らう振る舞いはご法度となり、「ご縁を大切に」という事になる。ある意味、我々日本人の持っているDNAであるのかもしれない。

だが時として、その良さが裏目に出て、極めて視野の狭い判断、考え、行動に結びつく事もあるのも事実。これまでの義理は義理として、是非政治家のみなさんには、少なくとも国民の代表たる立場を優先し、勇気を持って、自分の声で勝負して欲しいと思う。

全く状況は異なるが、あの郵政民営化の時と似てきたな−などとも思ったりしてしまう。

しがらみに負けず、勇気を持って、道を切り開いていきたいと思う。

sigma1126 at 09:03│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
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