2012年01月31日

■浪花節だよ人生は

浪花節だよ人生は先週の金曜日のこと。

社会人1年生。新入社員の時にお世話になった研修での講師の先輩を囲む会−というイベントがあり、声をかけて頂いて出席した。遥か20年余り前に勢いで飛び出したにも拘わらず、こうしてお声がかかるのは、何とも有難き話。

会に向かう足取りは、やはり「ドキドキワクワク」だ。何せ、ほとんどが同期の面々ではあるが、大半が20数年ぶり。しかも未だ現役でその会社の歴史を担う方々だ。

妙に緊張して会に臨むのは至極当然のこと。



・・・・・

当時、色々と状況の変化はあれど、自分は、所属部署の上司のスピンアウトに伴って、社会人基礎を築いてくれた会社を後にした、いわば裏切り者。

だが、さすがに歳月は流れ、当時の同期の面々は、自分を優しく受け入れてくれた。ここにまた一つ、人生に彩が加わった想いだ。

SNSの発展を追い風に、小学校時代、中高大学と数々の再会を果たしてきた。それはとても心優しくなる瞬間であり、極めて損得勘定抜きのつながりの豊かさに思わず感傷的になるもの。社会人1年生を共にした当時の仲間たちに受けた宝物も格別だ。

「どんな顔をしたら・・・」と、ドキドキワクワクながらも一抹の不安を覚えつつ、会場に向かったのが正直なところ。が、当時の間柄に戻るのに5分とはかからなかった。「ああ、確かにこんな雰囲気の中過ごしてきたな・・・」と、納得する自分。

こういった同窓会チックなイベントに参加する心構え(というか気持ち)にも変化があらわれたように思う。やはり、30〜40代というのは、どうしても相手と自分を比べてしまう事が多かったように思うが、それも「これからの新たな時代を共有し、力を併せていくべき仲間」と自分の目には映るようになった。

もちろんこれは年齢の成せる業かもしれないが、このような変遷を辿ることが出来た自分が嫌ではない。

その会社は自分が退職以降は分社化や統合を繰り返してきたのだが、その一つの会社が、旧CATS小屋の跡地(大崎)、つまり、自分の会社事務所(五反田)のすぐそばに引っ越してきたことも偶然とは思えない。

2次会のカラオケで、当時、最も仲良くしていただいていた方から、「おい和美!『浪花節だよ人生は』を唄え!」と無茶ぶりされた。自分たちの新人時代に流行った曲を怒涛のごとくいれまくってた中の一幕だ。

以前は確実に固辞していたそのリクエストに軽やかに応えることが出来た自分をまた一段と好きになった。

sigma1126 at 23:14│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
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