2008年04月17日

■天真

31152f63.jpg「JR蒲田の駅ビルが新装開店になるのでどうですかね」
「そうだね。蒲田で食事した事などほとんどないので、面白そうだ。」

との事前やりとりの結果、蒲田で集合する事に決定。意外にも、本当に蒲田で食事した事はほぼ皆無でもあったので、駅周辺の街並みにも疎い。その疎さが心地よく感じながら、待ち合わせの蒲田駅に向かう。

サシで語る会−も後半戦。
自分にとっては新しい場所にての新鮮な面持ち。



・・・・・

「天真」・・・純粋な性質。自然のままで飾りけのないこと。また、そのようなさま。

こんな言葉がピタリと当てはまるような彼。妙な表現ではあるが、「育ちの良さ」を感じさせる、スクスク感を持ったさわやかな青年だ。ご両親より愛情たっぷりに大切に育てられたのが良くわかる。

そんな純な性質の彼に、実はこれまでに2度ほど大きな試練を与えてしまった。

一度目は入社時期。

既に4月入社内定者を2名決定させていた状況でのその直前の時期。バランスを考慮して経験者の方を求めて採用活動していたのだが、その時に門を叩いてくれたのが彼だった。先に触れたように、経験者を求めていたのだが彼は新卒であった。

通常はお断りの状況なのだが、それではあまりにも惜しい人財であることを面接を通じて感じていた。だが、もう一人の新卒を受け入れるには、育てる観点からも採算面からも厳しい現状。受け入れても結果的に彼に迷惑がかかると思った。

そこで彼に提案したのが、「半年待てるなら・・・」という条件付の内定打診。これを申し入れた時の彼のなんとも言えぬ困った苦笑いが忘れられない。

・・・・・

それでも、結果的に彼は快くそれを受入れ、半年間の後に我が同志となった。

一年後、二度目の試練がやってくる。とあるポータルサイトをコントロールする仕組みを業務として私達が従事させて頂いていたのだが、急遽その担当が退職する事になった。だが、業務が継続する事もあり、交代要員を立てなければ機会損失を蒙る・・・という逆境に置かれた。

そこで、白羽の矢を彼に向ける事とした。実は、その業務遂行には、普段私達が行っている業務とやや異なるスキルが必要となる事もあり、交代したからといって、直ぐにスムーズな業務遂行は難しい。本人にそれを乗り越えるモチベーションと努力が不可欠であった。

ある日ある会議室に彼を呼び、その旨打診した。
断る事も出来ない彼の不安そうな苦笑いが忘れられない。

・・・・・

あれから早数年。結果的に彼はその双方の試練を見事に乗り切ってくれた。聞けば、入社までの半年間は、バイトと彼の趣味であるアイスホッケーを満喫したとのこと。「あの半年があって良かったと思っています。」と。救われる思いだ。

また、業務を引き継いだ後も、彼は個性である純粋で人懐こい部分を発揮して、お客様からも親しまれ信頼され、そしてその幅を広げて行く事に成功している。

「あの時は苦労しました。」・・・というような雰囲気を見せないところが素敵に格好良い。置かれた状況を一旦苦しく受け止めながらも、これほどにそれを前向きに明るく消化する事の出来る彼の性質は素晴らしいと言う外はない。

さて、現状の業務をすっかり自分のものにした彼。そろそろ次なる刺激が必要だ。彼自身でもその「刺激」を求めて動いてくれているが、こちらからも素敵な刺激を用意してあげたいものだ。

sigma1126 at 23:55│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
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よろしくお願いします
土の香りのソフト屋さん
高橋和美

1984年 銀行系シンクタンク入社
その後、中小ソフトハウスにて経験を積ませて頂き、
2001年9月10日、螢轡哀泪レストを東京五反田に設立

当初6名で始めた会社も、徐々に体制が大きくなり、目下数々の壁に体当たり中。

夢は、第一線を退いても自分の居場所となる憩いのエリアを設立すること。

一人の成功は望まない。
仲間との成功分かち合いを好む。
年に一度はビールかけをするような元気で暖かい仲間・集団、そしてそれを周囲に伝染させていきたい。
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