2007年05月03日

■事務所にて

自分達の会社事務所は、五反田駅の東口、山手線の内側の「遊楽街」のはずれにある。
この辺りは、昔は「遊楽街」という名の通り、ミニミニ歌舞伎町のような様相を示していたのだろうが、今は名残はあるものの今ひとつ元気がない。むしろ、普通の飲食店や居酒屋、そしてオフィスビルが渾然一体となった街並みとなっている。

その外れに位置する自分達の事務所は、共有サービスが充実している。
応接室や会議室が共有となっており、わざわざオフィスの部屋の中に、そのスペースやオフィス家具を必要としない。また、人的にも、受付やお掃除などが共通のサービスとして私達他、入居されている各企業が利用されている。

さて、今日は、その共有サービスの一端を担う、お掃除をされている方々に因んだちょっといい話。

ここのお掃除サービスは、ほぼ週に1度、各部屋の中を掃除機で一通りの掃除をしてくれるのと、毎日大体決まった時間にオフィス内で発生したゴミを取りに来てくれる−というものだ。
従って、部屋の中に入って頂いたり、また、その会社の中の人との接触もある。

昨日の午前中の事、同志のともちゃんが廊下を歩いていた時の事、この掃除を担当される方と遭遇した。挨拶がてら、しばしの立ち話になった。
その方に聞くと、

「おたくの会社のみなさんは皆とても素晴らしい。特に最近入られた何人かの方々、新人さんですよね。きちんと挨拶出来るし、よく動く。また、こんな掃除のおばさんに向かって、『お疲れ様です。』と声をかけてくれるんですよ。今時、そんな事を言ってくれる方は滅多にお目にかかれないです。嬉しかったですよ。どんなに素晴らしい教育をされてることでしょう。」

と、要約すると、このようなお話を伺った。

もちろん、直接取引に拘わるお客様にお褒めの言葉を頂くのは嬉しい事なのだが、こういうお声を頂くのも等しく嬉しいものだ。
自分達の会社の「売り」として、「きっちり教育」−という要素を前面に出しているだけに、特にこのようなお言葉はその成果としてちょっとした満足感を得られるものだ。

ただ、これは私達の「教育」によってのみ100%もたされた結果ではない。
正直言えば、「教育の充実」をうたっておきながら、その実態は、まだまだだ。教育専門の部署があるわけでもないし(一部あるのだが)、各人がキャリアアップする為の制度は模索中の状態だ。

なので、教育効果は0とは言わないが、これは、掃除の方と直接やりとりをした、新人達の人柄の成した事と言っていいだろう。隣人に対しての細かな気遣い、優しい性格、今となってはなかなか出来ない事だ。
特にこの業界、現場に出ていると良くわかるのだが、技術力はあるかもしれないが、挨拶一つ、まともに出来ない人、フロアをスリッパでペタペタと、いかにもだらしなく歩いてる人、いつも不機嫌そうに「どよん」とした雰囲気で人を寄せ付けない人・・・まだまだそんな人が多数派だ。

そんな状況なので、彼らの存在は際立つはずだ。

前述のように、この事を通じて、「自分達の教育の成果」とは思わない。
だが、こんな気持ちの優しい彼らに運良く出会えた事には、大きな喜びを感じた。

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sigma1126 at 20:17│このブログを人気ブログランキングで応援する | Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!
▼ちょっといい話 

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よろしくお願いします
土の香りのソフト屋さん
高橋和美

1984年 銀行系シンクタンク入社
その後、中小ソフトハウスにて経験を積ませて頂き、
2001年9月10日、螢轡哀泪レストを東京五反田に設立

当初6名で始めた会社も、徐々に体制が大きくなり、目下数々の壁に体当たり中。

夢は、第一線を退いても自分の居場所となる憩いのエリアを設立すること。

一人の成功は望まない。
仲間との成功分かち合いを好む。
年に一度はビールかけをするような元気で暖かい仲間・集団、そしてそれを周囲に伝染させていきたい。
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